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お気楽主婦はるひがつれづれに書く映画レヴューや書評です。
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生まれ変わった不死身の体……騙された!


 「CASSHERN」の感想を前半まで書いて放置していたら、どんな話だったか詳細をすっかり忘れてしまった。いくらか事実誤認が含まれているかもしれんが、ご了承願いたい。というか、すべて私の事実誤認であったらどんなにいいか……。前半をお読みでない方は、こちらで書き殴られているモノを先に読んでからこちらにバック・トゥー・ザ・フューチャーしていただきたく、重ねてお願い。

 バック・トゥー・ザ・フューチャーといえば、ぜひ「タイムボカン」【amazon】をスピルバーグ@ドリームワークスで制作してほしい。ドロンジョ様は、そうだなあ、ドリュー・バリモアあたりでどうよ。>どうよと云われても。スカポンターン。

 はっきり云って樋口さんの戦闘シーンが堪能できた時点で私の中では映画は終わっていた。というか、なぜこんないいシーンを中盤にもってきたのか。普通ならクライマックスに相当すると思うが。きれいなだけで意味もない画をだらだら流しつづけて……編集さえきっちりすれば2時間弱で十分収まる内容だろ。
 押井守と比較するのもどうかと思いつつ、映像のつくり込みに関して云えば同じ土俵に立てそうなので例を挙げてしまう。うっかり長台詞をまともに聞き入るとゴーストハックされてしまうため、難解だウンチクだらけだと批判される押井守作品だが、長台詞に惑わされてはいけない。映像に注視していれば主張すべきテーマが饒舌すぎるほど語られている。キャラクタが語る長台詞や詩篇の引用等には特に意味はなく、映像で語るべき事柄がすべて語られていることを「押井式」と命名するならば、きれいなだけで意味はない映像に加え、説明不足なわりに能書きばかりでやたら長い台詞の応酬が延々とつづくことを「逆押井式」と名付けてみよう。翻って、「CASSHERN」はまさに「逆押井式」なのだ。

 逆押井式てあんた……サイアクやがなそれ!!

 細かいところは思い出せる限り書く。
 アンドロ軍団との戦闘(というか、ブライキングボスとの戦闘)から逃れた鉄也とルナは(ルナをお姫様だっこして炎の中からかっちょよく登場しているシーンが予告で使われているが、その実、ルナに「しっかりして鉄也!」と肩を担がれて運ばれているシーンの方が多かったりする)激戦がつづいている第七管区にある旧い集落へ辿りつく。道すがらふたりして「戦争なんてだめよ、戦ってはいけないわ」「でも戦わなきゃだめなんだ」ってな青臭い繰り言を胞子が飛び交う腐海のような森で云い合っていたため、ルナは公害病に眸をやられてしまう。……バカ?
 そんなおバカなふたりは、村の赤ひげ先生めいた医者@三橋達也に助けられ、家に匿われる。医者の話によると、この村には「キャシャーン」という守護神がいて、集落の民を護ってくれていると昔から信じられていたそうな。ここでようやく鉄也が「キャシャーン」を名乗る伏線が張られた。そして、医者は黒いラブラドールを飼っているのだが、その黒ラブの名が「フレンダー」なのである。
 反乱分子と見なされて虐殺と強奪のかぎりを尽くされるこの村の救世主「キャシャーン」となるのか鉄也! ヘタレの汚名返上なるか鉄也! フレンダーもキャシャーンを助けてええとこ見せるのか!?と一応期待なぞしてみたが……結局フレンダーは穏和しくてかわいいタダの犬で、鉄也は鉄也で村にやってきたバラシン@要潤との一騎打ちでぼろぼろ、ルナはアンドロ軍団に連れ去られるし、村人は相変わらず殺されてるしで、ぜんぜん強くないし。「あの人はいくじなしでいい!」ってやつなのかそうなのかあかんやろ。「ハウルの動く城」だよそれ。

 一方大亜細亜連邦共和国は、上条将軍の息子がクーデターを起こして親父以下幹部を更迭し、政権を握るや否や「アンドロ軍団」へ総攻撃をかけ、鉄也ことキャシャーンのパチモンはバラシンとの戦闘中にいったいぜんたいどうなったのか何の説明もないままアンドロ軍団の城へ時空間移動をし、ブライキングボスから「俺をつくったのはお前の親父だ。だから俺たちは兄弟だ、仲良くやろうぜ」「いやだ!」「仲良くしようって云ってんだろが!」「いやだったらいやだー!」とか云いながら拳で語り合いはじめるしで、主要キャラがアンドロ軍団の本拠地へ集結する。いよいよクライマックスだ。私はもう「早くオチをつけて終わってくれよ」とかなり泣きが入っていたが、やったぁもう終わる、と思った刹那だった。
 鉄也、ブライキングボス、東博士、上条息子、ルナが一堂に会して己の思いの丈をぶつけ合っており、ルナがブライキングボスたちを指し「この人は人間です!」と優等生発言をしたのを受けた上条息子が爆弾発言をぶっかました。

 ブライキングボスたち新造人間は新造人間にあらず。

 彼らはあの「キャシャーン」を崇める村の人間で、地球上最期の生き残りと呼ばれている「オリジナル・ヒューマン」なる人間の始祖的存在だそうで、彼らの潜在能力を畏れた上条将軍ら大亜細亜連邦共和国の偉いさんたちは、云うことをきかなくなった自分の躰のパーツを確保するためと、「オリジナル・ヒューマン」の血筋を根絶やしにするために、反乱分子の汚名を着せて内戦を煽っていたのだと。
 ブライキングボスたちは殺されて、死体をバラバラに刻まれたまま培養液につけられていただけで、新造人間なんかじゃなかったのである。

 え────────? マジかよ?! 「オリジナル・ヒューマン」て……古代超人類の遺伝子を持ってたとかいうんちゃうやろな。それじゃ柴田昌弘の「紅い牙」【なま楽】シリーズやん。小松崎ランちゃんかよ。覚醒すると髪が紅くなるってのかよ。勘弁してよ。
 で、ナニかいな。バラバラだった死体がくっついたのは、雷のせいなのか。いわゆる「神の鉄槌」ってやつか宇宙の意思か突然変異かみーんな雷のせいなのかー! ちゅーかさ、ブライキングボスとキャシャーン鉄也、互角に戦ってたぞ。鉄の悪魔を叩いて砕くキャシャーンと新造人間じゃないタダの生身の人間ブライキングボスが何で互角にやり合えるのよ。実は古代超人類の遺伝子が覚醒してるの? ちゅーか何で鉄也は蘇生したの?! 死んでなかったのか?! みんな雷のせいなのかー!!
 それに、大亜細亜のお偉方も、てめえのイカれた臓器をとっかえるだけなら、新造細胞理論なんかに頼るより、「オリジナル・ヒューマン」たちの臓器をダイレクトに移植する方が手っ取り早いんちゃうの。ナニまわりくどいことしてんねん。意味がさっぱりわからん。


 説明して! ちゃんと説明してくれよ────────!!>ソウルシャウトだこの野郎。

 そして、何の説明もないまま、全キャラを皆殺したあげく、死ぬまぎわに鉄也がぬかした台詞がすごい。

 「俺たちがしなくちゃいけなかったことは戦うことじゃない。信じ合うことだったんだ」

 宇宙戦艦ヤマトかおまえ。2時間以上も座らされてまだ終わらんかまだ終わらんかとじりじりイライラさせられて、なにゆえにこんな陳腐な台詞聞かされにゃいかんのだ。悪いのは誰や、脚本書いたの紀里谷だけちゃうやろ。菅正太郎と佐藤大も脚本入ってたんちゃうんか。「攻殻機動隊S.A.C」にのめりすぎて脳から変な汁出とったんか。菅・佐藤がきれいにまとめた脚本を紀里谷が手ぇ入れて無茶苦茶にしたんかいな。とにかく、誰やあんなクソ脚本書いたんはー!! たわけがー!!

 そうして、さんざん能書きたれまくった鉄也はルナとともに魂となり、コスモス宇宙を駆け抜けて祈りを今君のもとへ、てな感じで宇宙を駆けめぐり、「君はどこに墜ちたい?」とばかりにどこぞの星に辿りついて、アダムとイヴになったとさ。おしまい。

 ふざけんなー!!

 いやほんまにね、誰か説明してくれ。マジでわからん。「説明しよう! それはみんな雷のせいなのだ」……ああ、そうなのかー。ってそんなアホな!!
 だけど、鉄也母のミドリがスワニー@白鳥ロボになってくれてたら、もっと評価は高かったかも。白鳥の着ぐるみでも可。>樋口可南子にそんなことさせられへんて。
| つれづれ映画鑑み。 | 01:02 | comments(6) | trackbacks(1) |
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とりあえず君が高尚な科学的な展開と共に
熱い70年代アニメな展開を見たかったのは分かった
| きりや | 2005/12/29 10:41 PM |

特に気にせず、「雷のせいなんだー」って思ってみると面白いですよ。
| リオ | 2006/02/15 3:24 AM |

幼児の幼稚な罵詈雑言、気分が悪い。
死ね。
| 白 | 2010/01/23 11:17 PM |

クズやなこいつ。かわいそうな奴。
| 黒 | 2015/02/20 12:02 AM |

白と黒、同一人物でしょ。
キリヤのまわしもん?
「幼児の幼稚な罵詈雑言」?
単なる個人の感想でしょ。
気分が悪いなら読むな。
「氏ね」?
あんたが幼稚園か。

管理人さん、貴方の意見はもっともだと思うよ。
| mao | 2015/08/04 1:59 PM |

個人的には割りと好きな映画の部類に入る作品ですが、
このコメントは大変面白かったです。
DVDのコメンタリーでも適当な発言が非常に多かった
監督だけに、感覚的にやってしまったのだろうなぁと
いう部分が多いですね。
いい脚本家と組めばどうにかなるのでは、と思いつつ、
いやそれだけが問題ではないのかも、とか思ったりも
します。
| untitled | 2015/08/12 8:48 PM |










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これは観出したら最後まで観てしまうほどおもしろいです。「ガンダムSEED」の福田監督節が炸裂してます。
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