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お気楽主婦はるひがつれづれに書く映画レヴューや書評です。
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「自己責任」とは法律用語と見つけたり。>他力本願。


 今「自己責任」というキーワードでぐぐると、1,009,000件もヒットする。で、皆「自己責任」についてどんな解釈で持論を展開しているのかといえば……なんだかとんちんかんちん一休さんだ。かくいう私も「自己責任」とは「てめえのケツはてめえで拭く」程度の解釈だったりするので、よけいに「なんだかなあ」の日々である。例のイラクの人質騒動の一件にしても、かかった費用は本人が責任をもって払えばいいと思うし、金で「国民感情」が丸くおさまるのならそれがええんちゃうの、というスタンスだった。
 しかし……実のところ皆が口々に云う「自己責任」という言葉の意味、「ぶっちゃけ【自己責任】てどういう意味よ?」と議論し合っている者たちに確認してみたら、はたしてどんな結果になるのだろうか。

 書評家冬樹蛉さんの間歇日記作家高千穂遥さんのサイト経由で「オロモルフのページ」「ボランティアの覚悟と<自己責任>(解法者)」という掲示板のログを読んで目からウロコが落ちまくった。

 イラクの人質について、最近<自己責任>という用語が氾濫している。この<自己責任>という用語は「政治用語」でも「社会用語」でもない、れっきとした「法律用語」である。(中略)
 <自己責任の原則>は、人は自己の行為についてのみ責任を負担するという原則である。
 この原則が生まれた背景は、中世までは人は家族およびその構成員の行為まで責任を負担することを強要されたが、個人主義の台頭ともに自己の行為に関するものにのみ責任を負担すべきということが確立されたのである。
 そして<自己の行為>とは、<自己に故意・過失>がある行為ということにされた。
 このように<自己責任の原則>とともに<過失責任の原則>が確立した。
 したがって<自己に故意・過失がある行為>については、それを招来した者が全て責任を負担するのである。


 私は法学部で法律を少し齧っていた人間だが、「自己責任」が法律用語だということをすっかり失念していた。まったくもってお恥ずかしい話だ。このログを読んでいくと、喉の奥につかえていた魚の小骨がとれたような心地になる。ご飯丸飲みに匹敵するほどの威力である。この「解法者」と名乗る人物がどのような思想的背景を持っているのかを措き、彼の粘着的と云うか執念というか、きわめて断定的な論旨に抵抗感はあるとしても、傾聴に値すべきものだと思う。
 言葉の意味は刻々として変化していくものだ。たとえば、「パラメータ」という言葉。私は、コンピュータのプログラミングを行う際の引数や、アプリケーションを実行する際に設定する数値や条件のことだと思っていて、使用するにしかるべき場面で頻繁に使用していたが、元々は関数で用いる「助変数」もしくは「媒介変数」を指す言葉である。そして、市場の隙間を調査、分析して商品開発を行い、新たな市場を開拓することを「ニッチ産業」などというが、元来「ニッチ」とは「壁龕(花びんなどを置く壁の凹所)」のことであり、さらには「隙間産業」としての意味を越えて「薄利多売でまとまった数を取引しないとたいした利益は生みにくい」というような意味合いを持ち、あらゆるビジネスの場面で使われた挙げ句こんなとんちんかんなやりとりがネット上で行われたりする。
 言葉の語源に縛られて「意味がちがうじゃないか」と論ったところで詮無きことだが、言葉の語源を知って使うのと知らないで使うのとでは雲泥の差である。気をつけたいものだ。

 で。
 この「〈自己責任〉とは何か」【amazon】ってイケてるのかな? なんだか胡散臭いスメルがするなあ。
| つれづれよしなしごと。 | 19:19 | comments(0) | trackbacks(0) |
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